2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

<事実存在(実存)>か、<本質存在>かではなく

どちらが優先するかではなく、根源的に一元論的存在 <事実存在>・Existentia Leibnitz 『単子論』 Kant 自由「何の原因もなしに新たに出来事の系列をはじめる能力」、因果律は現象界に関して隈なく成り立つが、物自体の世界には及ばない。道徳的実践の場面…

ハイデガーの存在概念2(整理)

『それは何であるか――哲学とは』(1955年) 「存在(<存在>という視点の設定という出来事)を畏敬し、それに随順し、それと調和し、いわばそこに包まれて生きることと、その<存在>をことさらに<それはなんであるか>と問うこととは、まったく違う‥。」 …

ハイデガーの存在概念(整理)

①Vorsokratiker 「このばあい、<存在=被制作性>とは異なる存在概念として彼[Heidigger]の念頭にあったのが‥<存在=生成>と見る存在概念で‥すべてのものを自然[フュシス]と見、<存在する>ということは<成ること[フュエスタイ]>だと見ていた<ソクラテス…

幻聴の起源

「‥言葉の幻聴は、行動を統制する方法としての自然淘汰によって進化した言語理解の一副作用だった‥。 「ある男が、居住地を流れる川のはるか上流に、魚を捕るためのやなを仕掛けるように命じられたとする。もし男に意識がなければ、当然状況を<物語化>する…

脳の組織のされ方(インストール)

「<二分心>の時代には、ウェルニッケ野に相当する右(劣位)半球の領域には精密な<二分心>の機能があったが、発達の初期段階で<二分心>が生まれてもその発達が阻害されるような心理的再組織化が1000年にわたって行われ、この領域は異なる機能を持…

二つの部分から成る脳

「何十億という神経細胞が複雑な経験を片側で処理し、非常に小さな交連を通して反対側に結果を送らなくてはならない。そのためには何らかの暗号、つまり非常に複雑な処理を前交連の数少ないニューロンを通して伝達できるような形に圧縮することを可能にする…