2019-01-01から1年間の記事一覧

大阪維新ハラスメント事例

維新の連中の言動はやるべきことをやらない、サボタージュすることで成り立っている。何をやるべきか自信がない、信念がないから、虚勢を張ってやらなくていいことを辻褄合わせでやるのである。万博・カジノというカラ景気だけのはったりイベント、政令指定…

世界を記号操作する

1 近代社会において「優秀さ」とは、記号操作に長けているということ 多数で、多様で、相互作用する、生成、変化、消滅する<世界>を記号化し操作する能力 =記号で出来てない<世界>を、単一化し、単純化し、適当な因果対応をつけながら 記号に置き換え…

「存在・神学」を主体における断層面として考えて見る(2)

人間が生きる営みにおいて、「経験」と「予期」という契機が働いているには違いない。 「過去」を「経験の空間」、「未来」を「予期の地平」とし、それぞれに「存在」と「神学」対応させることとする。(ラインハルト・コゼレクの表現) 存在 ・ 神学 過去 …

「存在・神学」を主体における断層面として考えて見る(1)

「コゼレクによれば、経験には各人がみずからなしたことや、他者の事績で直接・間接的に知りえたことが、時系列的に整序されずに層をなしてたくわえられている。いずれの部分にもランダムにアクセス可能なものとして、それは「空間」という三次元的な比喩が…

<物>が対象化されるということ

①共同作業のための合図としての音声言語 共同・協同・協働 ②シンボルとしての言葉 言葉を獲得したとき「与えられた刺激や刺激群に直接反応するだけでなく、その刺激群を<物>として対象化できるようになる。」 言葉がコミュニケーションの手段として使用さ…

何が違うのか

「存在(<存在>という視点の設定という出来事)を畏敬し、それに随順し、それと調和し、いわばそこに包まれて生きることと、その<存在>をことさらに<それはなんであるか>と問うこととは、まったく違う‥。 「そのように問うとき、すでにあの始原の調和…

ではアドルノはキルケゴールにいかなる意義を見出すのか。

それは‥絶対的な宗教性の意味を覚醒させた点にではなく、むしろ主体性の形而上学というドイツ観念論(から実存哲学に至る伝統)の自己崩壊を体現し、そこに含まれている神話的なものが、じつは歴史的なもの(乗り越え可能なもの)であることを示した点に求め…

<事実存在(実存)>か、<本質存在>かではなく

どちらが優先するかではなく、根源的に一元論的存在 <事実存在>・Existentia Leibnitz 『単子論』 Kant 自由「何の原因もなしに新たに出来事の系列をはじめる能力」、因果律は現象界に関して隈なく成り立つが、物自体の世界には及ばない。道徳的実践の場面…

ハイデガーの存在概念2(整理)

『それは何であるか――哲学とは』(1955年) 「存在(<存在>という視点の設定という出来事)を畏敬し、それに随順し、それと調和し、いわばそこに包まれて生きることと、その<存在>をことさらに<それはなんであるか>と問うこととは、まったく違う‥。」 …

ハイデガーの存在概念(整理)

①Vorsokratiker 「このばあい、<存在=被制作性>とは異なる存在概念として彼[Heidigger]の念頭にあったのが‥<存在=生成>と見る存在概念で‥すべてのものを自然[フュシス]と見、<存在する>ということは<成ること[フュエスタイ]>だと見ていた<ソクラテス…

幻聴の起源

「‥言葉の幻聴は、行動を統制する方法としての自然淘汰によって進化した言語理解の一副作用だった‥。 「ある男が、居住地を流れる川のはるか上流に、魚を捕るためのやなを仕掛けるように命じられたとする。もし男に意識がなければ、当然状況を<物語化>する…

脳の組織のされ方(インストール)

「<二分心>の時代には、ウェルニッケ野に相当する右(劣位)半球の領域には精密な<二分心>の機能があったが、発達の初期段階で<二分心>が生まれてもその発達が阻害されるような心理的再組織化が1000年にわたって行われ、この領域は異なる機能を持…

二つの部分から成る脳

「何十億という神経細胞が複雑な経験を片側で処理し、非常に小さな交連を通して反対側に結果を送らなくてはならない。そのためには何らかの暗号、つまり非常に複雑な処理を前交連の数少ないニューロンを通して伝達できるような形に圧縮することを可能にする…

「綜合とは内容に従えば自然支配にひとしい」

「≪・・・われらは前の方をもうしろの方をも/見ようとしない、波の動きに身をゆだねて、/海に浮かんでゆらぐ小舟に乗っているように。≫ ・・・それにしても最後の三行は、静かな侘しさをたたえてかすかに揺いでいるような音調において比類ない。 「アドルノはこ…